2021年5月24日月曜日

2021年のWindows10大更新

 Windows10の大更新(バージョン)は、春と秋の二回に分けて行われてきました。2019年までは、1903や1910などのように、年度と月を組み合わせた名称を使っていましたが、2020年は更新の配布が遅れたので、03(April)・10(Autumn)を使わず、20H1や20H2というようになっていました。更新の履歴を見て20H2まで入っていれば最新です。これが2021年の更新・21H1の配布が開始されます。こうした大更新は、データ量も3GBくらいになるので時間もかかり注意が必要です。固定の光回線でなく、従量制のdata回線で行う場合、月ごとの制限を超えてしまうこともあります。自宅でないところでWifiを使う場合は、その接続では更新を行わないように設定する必要があります。設定から、ネットワークとインターネットを開き、現在の接続のプロパティを開いて、「従量制」にチェックを入れます。これは、設定ごとに行うので、外出先で接続しているときにします。この設定にすると、メールやインターネットは使えますが、更新データやクラウドの同期など、データの多い接続は後回しにされます。
もう一つの注意は、更新後のお勧め画面です。要するに、スマホと連携させて、よりセキュリティの高いアカウントでログインさせようとするものです。microsoftアカウントでログインしてwindowsを使っている場合も、接続者の特定を保証するために、PINを設定してパスワードログインを確実にさせようというものです。自分が、どういうアカウントでログインをしているか確信が無いまま設定すると、後でパソコンが使えなくなって、大変なことになります。
 セキュリティとは、パソコンを使う人が犯罪を犯したときに、使った人間を特定し逮捕・損害賠償を負わせるためのもので、「個人を守るものでない」ということを理解してください。スマホのセキュリティが高いのは、スマホは住民票が無いと買えないほどの個人情報と、料金引き落としの銀行口座まで登録されています。スマホでインターネット接続をする場合も、これらのセキュリティが使われます。パソコンは、そこまでセキュリティが高くないので、ログインしないでネット接続するすることが多く、個人情報を自動収集するクッキー機能さえ無効にできます。
 パソコンのこの使い方が、コロナワクチン接種予約のネット利用で、スマホの方がパソコンより早いという現象を起こしています。同じインターネット予約でも、スマホの接続の方がログインが早いのです。銀行も、通販も、スマホのインターネット接続の方が、接続される側に都合の良いセキュリティが高められています。パソコンも、そうなりたいというアカウント強化の方針が進んでいます。パソコンは、そこまで使う人を個人に限られないのですが。また、windowsはGPSを使いません。現在地情報を収集していないので、地図や天気予報も自動で認識されません。
待ちきれないので、手動で入れてみました。前評判の割には、意外に軽い更新でした。

ダウンロードしてインストールをクリックした後、かなり待たされるかと思いましたが、30分くらいで終わりました。再起動もさほど時間はかかりません。


その後、いろいろ動かしましたが、問題は起こりませんでした。しかし早速、累積更新がありました。しばらくは、更新の更新が続くでしょう。