2017年1月25日水曜日

windows10で、パソコンが変わった

 windows10は、使いにくいなどの不評が目につきます。しかし、windows95がwindowsXpにそしてwindows10に変わり、大きな変化が起きています。若干、互換性を引きずっていますが、引きずられた互換性の部分に使いにくさを感じてしまうのです。ある程度互換性を切ったAnniversaryUpdateで、脱皮して進化しました。まだ、古い使い方も可能ですが、使い方を変えなくてはいけないのです。
 1.アカウントが必須になる
アカウントとは、使っている人の個人情報で、windowsの場合はMicrosoftアカウントと言います。匿名の不特定多数が使うことができなくなりました。しかし、これを徹底するには、販売の方法も変えなくてはならず、使う人の自主性に依存していますが、アカウント無しで使うと機能が制限されます。これは、スマホなどの携帯端末がインターネットを使うようになり、これらは電話番号やクレジットカードなどの情報が必要で、身分証明書が無いと購入もできません。それらの端末と一緒にインターネットに接続されるので、パソコンにもそれなりの個人情報が求められるようになったのです。windows10の便利な機能である、OneDrive・OneNote・swayなどは、アカウント無しでは使えません。
 2.音楽・映画などの著作権のあるものの利用に制限
パソコンのCDドライブで、音楽CDを再生したり、DVDドライブで映画を見たりという使い方は、windowsだけでは、できなくなります。7までは自由にできていたDVD再生も、10以降はwindowsの標準ではできません。CDやDVDを販売する側も、パソコンのドライブ(再生・書き込み装置)で再生できないようにしています。何故なら、パソコンで再生できるということはデジタルデータの複製も可能になるからです。DVDは、より高画質動画の保存のためブルーレイ規格を標準にしつつあります。でも、実際にはパソコンのDVDドライブ(装置)のメーカーが、再生用のソフトを作ってパソコンと一緒に売っているので、何とか使えますが、そのソフトはmicrosoft社のものではないので、windowsの更新で使えなくなったりしています。もし、パソコンで音楽・映画などの保存再生をしたいのなら、業界に金を払わないといけないのです。windows標準のメディアプレーヤーは、DVD動画については使えなくなりました。今後は、CDRなどのためのドライブも廃止するでしょう。USBメモリーがあれば、CDRやDVDRは不要ですから。
 3.ソフトのインストールも、インターネットから
高速インターネット接続が必須になり、インターネット接続の無い環境での使用ができなくなる。パソコンが、自前のCPUですべてできる時代ではなくなり、インターネット上の超高速・大容量コンピューターの助けを借りなければ処理できない時代なのです。簡単な例では、音声検索とAI機能です。microsoftも音声入力をスタンドアロン(インターネットに繋がないパソコン)でやろうとしてきましたが、スマホの機能にはかないませんでした。windows10では、cortanaというネット上の大型コンピューター方式に変えました。AI機能(人工知能)も、要求が大きくなるにつれ、パソコンのCPUとデータだけでは時代が要求するものにならないのです。これらをあきらめていては、パソコンはスマホ・タブレットに駆逐されてしまいます。

パソコンが、時代の進化についてこられるためにも、常時インターネットに繋ぎ、電源を入れておく必要があります。10のパソコンは、1週間も切ったままにしておくと、壊れて正しく動かなくなります。