2017年5月26日金曜日

新手の「インターネットがお安く」詐欺?

 NTTのフレッツ光回線を使っている人に、「NTTの代理店」を語る電話が何度もかかります。早い話が「プロバイダーを変えて、回線料金とプロバイダー料金をまとめて払う契約にすると、月額の支払いが安くなる」というものです。「まとめると安くなる」というのは、料金引き落とし手数料が高く、面倒なので料金徴収代行サービスが使われていますが、どうせならまとめて引き落とそうというもので、電話・電気・ガスなどすべてがそういうサービスをしています。まとめるという契約は、トラブルが多く、必ず期間の縛りがあります。期間内で解約するには、手数料を取られ、結局損になるので期間中解約できないほうしきです。 いろいろな代理店から、休日・朝晩電話がかかり面倒なので、「NTTの代理店・・」という言葉を聞くとすぐに「結構です」と切っていましたが、最近これが新しい方式になりました。自動電話で、アンケートなどを収集する、世論調査のような方式になっています。電話に出ると、「NTTのサポートセンターから、大事なお知らせです。」とテープが回り、アンケートをプッシュボタンで答えさせるものです。何回かボタンを推し進めていくと、「オペレーターに変わります。切らずにお待ちください。」となり、殆ど待たされずに、いつものセールスマンに変わります。事前のボタンで、個人情報が分かっているので、すぐにどういうプロバイダーに変えるかの話に進んでいきます。「どこに、繋がったの?」と聞くと、例の「NTTの代理店の〇〇です」と答えるので、後はいつものように切るだけです。それにしても、上手い方法で「話を聞いて欲しい」を実現しています。
 景気の悪い世の中、月々数千円の自動支払いでも、「2年縛り」で2年間は回収できるので、このような料金徴収代行サービスが流行るのでしょう。5%くらいのピンハネでも、何もしないで集金できます。そのうち、通信費だけでなく、光熱費も、新聞・受信料なども、まとめて(2年縛りで)払えば安くなる、などの回収代行屋が出るのでしょうね。料金は、相手を見て払いたいし、支払先は自由に選びたいものです。少額でも、どこにいくら払うかは、別個の引き落ちで確認する方が、ユーザーにはメリットが多いはずです。