2017年11月24日金曜日

パソコンが使いやすくなると、パソコンの理解が減る

windowsパソコンの使いやすさが増えるにつれ、パソコンの理解が衰え、人間が介護状態でパソコンに使われるようになります。特に、インターネットもメールもSNSもデジカメも、OSの介護で使えるようになっています。ブラウザ・アドレス・アカウント・ファイル・フォルダ・ソフト・アプリetc、何も知らないでボケ状態で使っている人が増えています。

昔は、勉強しなければ使えなかったものが、無知なまま使える(使わされている)のです。それで良いのかもしれませんが、そういう人たちの事故の質問が多く、パソコン教室は勉強よりも事故処理のニーズばかりです。

かつてパソコンは、電源ボタンで起動させても、電源off(シャットダウン)は、シャットダウンメニューからプログラムを使って切っていました。電化製品のワープロから、コンピューターとしてのパソコンを使う場合に、頭を切り替える必須知識でした。しかし、「何で入れるのも切るのも、SW(スイッチ)で出来ないのか?」という要望で、起動もシャットダウンも、SWで出来るようになりました。スマホが普及して、シャットダウン不要の使い方もできるようになりました。

パソコンが、新しく機械を買い直さなくても、そのような進化を常にするようになり、「更新」という手順ができ、それも自動で進むようになり、ちょっと大きな更新があるたびに、更新中の黒い画面で電源ボタンを押して、更新を中断させ、パソコンが「ショック死状態」になってしまいます。「そろそろ新しいものが欲しい」という人には、交換時期ということでも良いのですが、なんとか直したい人がいろいろやった挙句に相談してきます。無知のままいろいろやってはダメなのです。更新の失敗と分かったら、電気をすべて切って(コンセント・バッテリーを抜いて半日放置)、中にたまっている失敗履歴を消します。その後、電源を入れたら、ひたすら息を吹き返すのを待ちます。24時間以上かかることもあります。それでも、天寿の場合は生き返りませんが。