2017年11月12日日曜日

思い出という個人情報のデジタル化

紙に焼いた写真をデジタル化するのは、カメラそのものがデジタルカメラになって実現しています。最近、友人から「大量のカセットテープの音を、デジタル化したい」という相談を受け、そのやり方を教えました。演奏会や楽器練習、パーティーの際にカセットテープに録音したものをCDに焼いて保存したい、というものでした。記憶を永遠化し、情報を次世代に残したいという、終活でもあります。

山のようなアナログ情報は、写真・日記・ビデオ動画・録音テープなど、保存に場所を取るだけでなく、保存媒体の劣化や再生機械の絶滅で無意味なゴミになってしまいます。

いったんデジタル化をすれば、それを保存する媒体は、ミクロのビット情報を保存するので、小さく永遠化されます。媒体は、CDRでもSDメモリーでもPCのディスクでも良いのです。

しかし、最終的には、クラウド保存(インターネット)になる。ブログやSNSに保存すれば、巨大なデジタルデータは、無限に膨張する容量のため削除する必要なく、地球滅亡の日まで保存されていきます。

これらのクラウド上の情報は、「個人情報保護」というケチな人間個人の要望は認めつつも、BIGデータとなって全人類に共有されます。それを利用できるようにまとめたものがAIで、AIというのは個人の生きた証の情報すべてを共有することで実現するものなのです。SNSへの批判も多くなっていますが、AIロボットという、実は生きた個人の情報の集合体という人類の共有財産の元になっているのです。