2018年8月17日金曜日

windows10を使いにくくしているのは、セキュリティ対策

 セキュリティ対策が取られていることは、ユーザーにとって良いことだと思っている人が多いが、便利=危険なので、危険対策は便利さを損なうことになる。セキュリティ対策はユーザー個人のためではなく、製造者責任を問われるmicrosoft社のためにある。個人情報保護が、個人を守るものではなく、役所や会社が訴えられることを防ぐものでることと同じだ。大規模な更新で、ほぼ完成を目前にしたwindows10に、全面移行しようと準備していたところで、この安全対策のために、共有サーバーに繋がらないという事態に出くわした。つい数週間前にはできていたネットワーク設定が、新しく購入したwindows10でできない。2日もあれこれ設定を見直していたが、理由が分かった。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=852747 によると、
「Windows 10 Fall Creators Update と Windows Server バージョン 1709 以降のバージョンの既定では SMBv1 はインストールされません」ということで、Linuxのデータサーバーがwindows10で使えなくなったのだ。linuxが開発したSMBというネットワーク共有システムを、20年も前からwindowsも利用していたが、windows10で遂に切り離されてしまった。「使わないことを強く推奨」と2014年からアナウンスしていたようだが、2018年遂に新しいwindows10からは使えなくなってしまった。それ以前から使っていたwindows10では使えるが、新規に導入したwindows10では、サーバーの存在すら確認できない。
microsoftの推奨を無視して使うには、コントロールパネルのwindows機能の有効化または無効化でSMB1.0のファイル共有のサポートを有効にすればよい。この中に、自動削除があるがこのチェックは外したほうが良いかも。そういえば、linuxのOSを使った安いLANディスクが売られなくなったのも、2014年以降かも。でも、linuxをインストールしたPCをデータサーバーに使っている人は多いはず。何よりも頑丈で、平気で10年以上持つのだから、便利さこの上ない。
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