2016年1月4日月曜日

パソコンらしさが無くなったwindows10

windows10を使い始めて3か月近くたちました。その間、スマホ並みの音声検索が追加された1511バージョンへのアップもあり、なかなか安定しませんでした。いろいろ使いだして気が付いたことは、パソコンからスマホへと変化していく過程で、windowsパソコンらしさが無くなっていることに気が付きました。
スマホは、オフラインになることが無く、インターネットにも繋がりっぱなしです。windows10は、ローカルアカウントで起動すれば、オフラインやネットワークに繋がっていないスタンドアロンでも動作しますが、結局Microsoftアカウントで使うようになり、ローカルアカウントではゲームもできません。しかも、ログインするには、インターネット接続が必要で、起動直後にWiFi環境が立ち上がっていないと、ログインエラーが出ます。
パソコンは、知識と技術があれば何でもできます。しかし、違法コピーに困ったオーディオ・ビデオ業界との軋轢があり、パソコンは「家電」にはならないのです。そこに、スマホ・タブレットという行儀のよいインターネットツールが登場し、windows10もそちらにシフトせざるを得なくなりました。これが、「パソコンらしさ」を失った原因です。
2016-01-03 09.28.20Teacのレコード盤をCDRに書き出すという道具を買いました。パソコン用のCDRを入れても録音ができません。マニュアルを読むと、家電売り場にある「音楽用CDR(著作権料プリペイド)」を使わないとだめということでした。それなら、USBケーブルでパソコンに繋ぎ、直接デジタルデータを取り込んでからCDRに焼こうとしました。すると、windows10には95以来の「サウンドレコーダー」が無くなっていたのです。代わりに、「ボイスレコーダー」というアプリがあるだけです。これは、何の設定も無く、モノラル録音しかできません。サウンドレコーダーは、ネット上のMP3音源などを、一旦アナログのスピーカー出力にしたものを、デジタルに録音できるので、ストリーミング配信されたものを録音するのに便利でした。しかし、スマホのOSとしては行儀が悪いのでしょう。windows10では自主規制されました。win8で、家電業界からの圧力で、DVDメーカーが無くなり、サウンドレコーダー廃止で、今度は録音も規制されています。標準でないサードパーティーのソフトを入れれば、同じようなことができますが、ちょっと後ろめたい気分にさせられます。
CDが売れなくなり、製作費をけちらなくてはならない音楽業界の事情も分かりますが、無料のyoutubeで宣伝費0でヒットを作れる時代です。スマホのストアで、経費をかけずにダウンロード販売もできています。もっと、インターネットを自由にしてもらいたいですね。