2016年5月13日金曜日

海外旅行に必要なスキル

 英会話のスキルではありません。ホテルやレストランで、スマホのWiFiの接続ができるかどうかです。国内で、スマホを使っている人が、その便利さを海外でも使いたくなるのは当然です。海外では、電話会社との契約がないので、国内のようには自由に使えません。スマホ契約で使っている電波のネットワークは2種類あります。電話回線とデータ回線です。これらは、海外でも使えるように、外国の携帯電話会社とローミング契約が結ばれているので、電話回線は何の設定もなく使えます。いつもの電話番号でかければ、海外からでも海外へでも若干高くなりますが、普通に繋がります。便利なので、これは普通に使う人も多いです。ローミング契約で、海外の人と繋がる場合、料金は掛けた人だけでなく受けた人にもかかります。これは、2つの電話会社を使うので、当然と言えば当然です。国内の「かけ放題」契約は無効になるので、1分100円程度はかかってしまいます。電話番号で繋がるSMSやMSMのメールも、文字だけならSMSのメール1通は100円前後で届きます。しかし、MSMメールのように文字数が多かったり、添付ファイルがある場合は、高額になるので気を付けてください。電話番号を使わない、いわゆるキャリアメールもMSMと同じ扱いになります。
 データ通信は、パケット料金になり、1パケット(128バイト)数円になります。これは、国内契約の場合は「パケ放題」で月間数GBは固定料金になります。しかし、ローミングの場合は、定価です。1パケット1円なら安いと思われますが、4MBの写真は4000000バイト÷128バイト=31250パケットです。そこで、海外ローミングでデータ通信もパケ放題契約をすると、1日4・5千円かかります。これは、事前に契約しないと自動にはなりません。だから、スマホのデータ通信はoffにしておく必要があります。これでは、便利なインターネット接続が全く使えないので、行く先々でフリーWiFiを見つけて、インターネット接続はWiFi経由で使うのです。設定画面を開き、wifiに繋ぎます。そして、繋がっているときに、メールやLineをチェックするのです。SSIDとパスワード(セキュリティキィ)の組み合わせで接続しますが、自宅のWiFiですらそんな設定をしないで、ルーターのボタンを押して簡単接続をしている人には、WiFiの接続が分からない場合が多いのです。ホテルに着いたら、チェックインの際に「freeWiFi?」と聞いてください。このFreeWiFiもいくつか方式があります。セキュリティキィが、ルーム番号とか宿泊者の名前(ローマ字)のような場合は、アクセスポイントに直接繋がるものではありません。一度、webに繋いでログインする方式です。WiFiの設定で接続になっても、インターネットブラウザを開いて、ログイン画面の表示に従って、パスワードを入れます。この場合は、freeとはいっても使用時間や、接続先に制限がかかる場合があります。その代り、ルーターがあるロビーでしか繋がらないのではなく、部屋でも使える場合があります。ホテルのネットワークに入ってインターネットに繋がるものです。ホテルの場合は、このようなケースが多くなっています。
 アクセスポイントに、直接つながる場合は、セキュリティキィは固定されたものです。その場合は、アクセスポイントに近い場所でしか使えませんが、制限なく使えます。カフェやレストランなど、接続できる場所が狭い場合は、1台のルーターに接続するものです。
 海外で、路上でも自由にインターネット接続したい、という場合は、出発前に行先の国のポケットWiFiを契約します。こうすれば、地図を見ながら移動もできます。国によって料金は異なりますが、1日1000円程度です。win坊は、WiFi探しで放浪するより、この方が便利なので、大体契約していきます。それでも、ポケットWiFiのデータ使用料には制限があるので、FreeWiFiがあるところではそちらに繋ぎ直します。スマホには、地図や通訳アプリがありますが、インターネットに繋がらないと機能しません。従って、現代の海外旅行には、会話力よりWiFi知識の方が大事なのです。